町の中の標識表示はロマンシュ語・ドイツ語併記だったり、ロマンシュ語だけだったりします。また観光客相手のところは、ドイツ語オンリーだったり、駅の表示には英語も使われていたり様々です。
ラジオで聞くロマンシュ語は、ちょっとイタリア語みたいでもあり、発音がはっきりしていいるのですが、地元の人の会話しているのは何語かも判然としない微妙な音でした。写真左側はレトロマン語の旅行会話入門書、右側は子供のためのレトロマン語絵辞典ですが、1982年に作られた標準レトロマン語と、その3つの方言ヴァリエーションが併記されています。この地方の方言はsursilvanで、同じ州でももう少し東の方の方言がsurmiran、そしてもっとずっと東のイタリアのアルプス山中で使われているのがladinです。
umensとトイレの入り口にに書いてありました。womenみたいですがフィギュアを見ればわかるように男性用です。これはロマンシュ語表記なのでイタリア語uominiに似てなくもないけど・・・ アルプスの中では高い山脈によって言語の境界は決まっているところが多いものの、このロマンシュ語は山深い谷間にドイツ語とある程度共存しながら生き残ってきたので、はっきりとした言語境界線が(引け)ないケースも多そうです。
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